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Positive Transition
クライアントの声

研修にご参加いただいた「東レ株式会社瀬田工場の女性社員の皆様」にインタビュー

「伴走型コンサルティング&企業研修」をご依頼いただいた「東レ株式会社瀬田工場様」では、「女性が働きやすい職場づくり」に向けて、当事者である女性社員が自分たちでアイデアを出し合い職場改善につなげるという、持続可能な取り組みが実現しています。

後日、担当者の阪口様より、

「アイデアを、女性社員から工場長に直接プレゼンする機会が得られ、事業所全体で、女性活躍推進が進んでいます」

というご連絡をいただきましたので、今回、研修にご参加いただいた女性社員3名にインタビューさせていただきました。

プログラム:伴走型コンサルティング&企業研修
実施回数:3回+フォローアップ3回
方法:リアル会場

石倉
本日はお集まりいただきありがとうございます。
岡田様、小山様、吉岡様、よろしくお願いいたします!
岡田様
こんにちは。入社3年目の岡田です。よろしくお願いいたします。
小山様
入社7年目の小山といいます。よろしくお願いいたします。
吉岡様
総務の吉岡です。よろしくお願いいたします。

目次

研修をする前は、どんなお悩みがありましたか?

石倉
では早速、お話を伺いしたいと思います。
研修を受ける前は、職場環境や働き方でどんなお悩みがありましたか?
岡田様
私はあまり悩みについて考えたことがないんです。
入社3年目で、余裕がまだないのもあると思うんですけど。
結婚も私にとっては先のことですし、今回の研修についても「内容についていけなくなるのではないか?」「私が研修に参加して意味があるのかな?」という悩みはありました。
小山様
私は、工場のなかにもともと女性が少ないので、つながりがほとんどなかったことですね。
例えば、他の部署にある装置を使いたいとか、他の部署の会議で上がった内容を知りたいとか思ったときに、相手が後輩でも、連絡するのはちょっと気が引けたりしたんです。
気軽さがなくて。誰に声掛けしようか?というのをすごい悩んで。
で、一番連絡しても迷惑がられなさそうな方を選んだりしてましたね。笑。
吉岡様
私は悶々と思っているようなことは実はなくて、どっちかというと会社の制度をめいいっぱい利用してきたんですね。笑。
なので悩みとかあまりないんですけれども、総務という職場柄みなさんの顔は知っていても、素の部分までは知らなかったというのがありましたね。

研修をすると聞いたときはどんな印象でしたか?

石倉
最初「研修します!」と聞いたとき、どんな印象を持ちましたか?
岡田様
正直何をするかが分かってなかったので、何をするんだろう?という頭の中はてなマーク。笑。
とりあえず参加してみよう!という感じで参加してみました。
石倉
ありがとうございます!小山様はいかがですか?
小山様
うちの部署の事務の方から、「予定が合いそうな人いませんか?」って、女性社員に連絡が回ってきて。笑。
石倉
いわゆる動員ってやつですね?
小山様
そうです!笑
最初は内容については全然知らなかったです。
スケジュールが空いてたから参加した、みたいな。笑。
石倉
おお、、そうでしたか!
吉岡様はいかがですか?
吉岡様
やっぱり研修って業務時間内にやるので、盛り上がれば盛り上がるほど、他の業務の進みが悪くなるのもありますし、堂々と「行ってきます!」といいづらいというのが、正直ありました。
良い活動なのは分かるけど、参加してばかりだと上が認めてくれるのかな?みたいな。笑
石倉
それぞれに、さまざまな動機で参加していただいたんですね。
お気持ちを聞かせていただいてありがとうございます。

研修に参加して変化はありましたか?

石倉
研修に参加して、何か変化はありましたか?
岡田様
他部署の方たちとの関わりが増えました。
仕事で直接関わりのない方だと、すれ違っても今までなら何も言わずに過ぎ去ってたのが、一声掛け合ったり、話をしたりするようになりました!
石倉
いいですね!
仕事に来るにあたって、気持ちの変化はありましたか?
岡田様
お昼休みのタイミングでお会いすることが多くて、ちょっと気持ちが沈んでいるときに話してくださる方がいると、笑顔になれたり、気分が晴れたり、というのがありました!
石倉
気にかけてくださる方が増えたんですね!
小山様はいかがですか?
小山様
研修を受けてから女性同士のつながりができたので、「誰に連絡したらいいかわからないけど、とりあえず研修でご一緒した方に聞いてみよう!」みたいな。
研修会に参加させてもらって、みんな前を向いて聞くだけじゃなくて、グループで話し合う参加型だからこそ、目の前の人が全く知らない人だったのが、知っている人にぴょんと飛べたので、仕事でもいろいろ聞けるくらいの距離感になりました!
もともと狭い工場なんですけど、もっと狭くなったと感じています!
石倉
いい意味での「狭い」ですよね!
お互いの距離が近くなったという。
小山様
そうですね。他の部署の方だけじゃなくて、労働組合の方とか、健康管理室の保健師さんも参加されていて。
本来ものすごく近い存在でいる組織の方だと思うんですけど、どこか遠いイメージで。
向こうは近づきたいアピールをしているけど、なんとなく心の距離は遠いみたいな。笑。

保健師さんには、健康診断でもあまり相談しなかったんですけど、今なら「いつもと体調が違うから保健師さんに聞いてみよう!」と思えるようになりました。
もう、いろいろ変わっています!

石倉
すごくいい変化ですね!
すぐに行ける距離でも、心の距離が遠いと行きづらいですよね。
吉岡様は、いかがですか?
吉岡様
お二人の話を聞いてぐっときましたね。
みんなで交流するようになってから、素が見えたと言うか。仕事をする上では表面的だったりするけど、その人の内側の部分が見えて、話しやすくなったのがすごくよかったです。
石倉
職場のつながりはあったけども、表面的になっていたのが、研修を通して相互理解が深まって近づいた感じですか?
小山様
そうですね!
岡田様
近づきましたね!。
石倉
本音とか素の部分が見えると、話しにくそうと思ってたけど、そういう考えを持っているんだ!と、お互いを理解できると親しみが出たりしますよね
吉岡様
研修後にやっていただいたフォローアップカフェがそういうところでしたね。
一方的に話を聞くだけでは、深まり得なかった仲だなぁと。チーム活動もしていただいたり、楽しい話も多くてよかったです!
石倉
そう感じていただけて嬉しいです。
吉岡様
総務の判断で短期的に取りかかれる提案がその場で出てきたのもよかったです。
産前・産後説明会とか、マタニティ制服の貸与とか。
全体的にゴロッと変えなきゃいけない中長期的なものは実現まで時間もかかりますが、総務の権限で解消できる小さな課題やモヤモヤがたくさん見つかりました。
石倉
スタバを構内に作ってほしいというのはさすがにハードル高かったですね。笑。
吉岡様
そのニーズが本当にあれば、作りたいと思っています。
やっぱりお金もかかることですし、もしシーンとした場になったらイヤというのはありますね。笑。
石倉
「スタバを構内に作ってほしい」に込められている課題意識、何を求めているのかについて、今後は深堀りしていきたいですね!

女性活躍推進の取り組みを進める中で、壁に当たったことはありましたか?

石倉
研修後も、働きやすい職場づくりを自分たちで進める中で壁に当たったことはありましたか?
岡田様
研修が終わってから立ち上がったOHANA会を自分たちでやっていく中で、最初の頃は、慣れていないくて先輩方もいる中だったので、「自分がこの発言をしていいのかな?」とか、「どういう発言をするのが正解なのかな?」と考えていたことがありました。
でも研修中の活動で先生がおっしゃっていた、「どんな小さな意見や発言でも、何一つ無駄なことはない」というのを思い出して、思い切って発言するようになりました。
小山様
私はコロナになって、出社制限がかかって本業の時間が削られている中だったので、研修後のOHANA会を定期的に開催することが、参加者がどれだけ時間が割けるのか?ということをすごい考えましたね。

私はやるとなると100%エネルギーを注ぎたくなるタイプなんですが、みんな100%注げるわけでもないので。
その中で、持っている力を充分に発揮してもらうためにどうするか、制限のある中で議論できるようにするためには時間・ゴールをどうするか、など、そのあたりもすごく考えました。

石倉
小山様って、管理職でしたっけ?
小山様
いえ、全然!ぺいぺいです。
石倉
そうなんですか!全体のことを考えられる視座を獲得されましたね。
研修内で触れた自分らしいリーダーシップを発揮されていますね。
吉岡様
ふたりの話を聞いて「しっかりしてるな〜」と。笑。
私は、集めるということは相手の時間ももらうので、意見を聞いたからには組織運営に反映させてあげなきゃ、というのがありましたね。
OHANA会を立ち上げて、意見を出し合えたからこそ、会社も組合もその意見を吸い上げて、どうすればいいかを皆で検討できるようになったので、次のステップに向けてできる限りのことをしたいと思えるようになりました。
石倉
いや~、すごい変化ですね!
皆様の行動変容、そして成長がまぶしいです!
石倉
研修を受けてから、工場長にアイデアを直接プレゼンする機会ももらえたと、担当者からお聞きしています。
1つずつ自分たちの手で実現されていて、すごく嬉しいです!
小山様
こちらこそです!

今後チャレンジしてみたいことはありますか?

石倉
素敵なお話を聞かせていただいて本当にありがとうございます!
では、これから先、チャレンジしたいことや目標はありますか?
岡田様
今回の活動で、withコロナ・アフターコロナに向けてのアンケートを女性対象に作ってまして、
その手応えがよかったら会社全体に展開していくという話になっているので、それが楽しみです!
女性活躍推進という名目ではあるんですけど、最終的には工場全体を活性化できたらいいなと考えています。
石倉
そうですね。
女性が充分に力を発揮できる組織=誰もが充分に力を発揮できる組織ですからね。
小山様
このコロナの状況になって、せっかく研修で心の距離が近くなったのに、それがもとに戻りつつある気がしていて、それをなんとか繋ぎとめることをしたいなと!
具体案があるわけじゃないですけど、最近それを感じていますね。
吉岡様
オンラインでできるという話にもなってるんですけど、最終的にフェイスtoフェイスじゃないとね、というところで落ち着いたんですよね。その人の顔を見て、感じて、交流できるような機会が持てたらなと思っています。
石倉
次のチャレンジの種が動き始めていますね!
今回の研修に始めは言われるまま半信半疑で参加していたとは思えない主体性と、それぞれのリーダーシップを感じます。
岡田様
嬉しいです。
吉岡様
そう言っていただいて嬉しいです!
石倉
今日、本当にお忙しい中で、合間を縫ってお集まりいただきありがとうございました!
これからの活動も応援しています!
岡田様
こちらこそ、楽しい研修をありがとうございました!
小山様
ありがとうございました!
吉岡様
ありがとうございました!

講師からのメッセージ

この度、伴走型コンサルティング&企業研修をご依頼いただいた東レ株式会社瀬田工場様、ご担当の阪口様、そして女性活躍推進の研修にご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

縦でもなく横でもない部署を超えてのナナメの繋がりが、「女性が充分に力を発揮できる組織」に向けた取り組みのアイデアをたくさん生み出し、それが、工場全体への問題提起にもなり、更には「誰もが充分に力を発揮できるための組織」に向けた取り組みをも推進させていくパワーになっています。

最初は、参加動機も、決して主体的な参加ではなかったかもしれませんが、研修やフォローアップカフェの回数を重ねるごとに前のめりに意見が出て、どんどんと、みなさんの中に本来あった、「私らしいリーダーシップ」が動き出した瞬間にご一緒させていただけたこと、本当に嬉しく思います。

今後も、皆さまのそれぞれのリーダーシップを活かして推進力の要となっていかれることを応援しています!

共に前へ進みましょう!

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